計測センター
2014年入社 新卒 A.K

会社の枠を超え、"個人"として信頼される人に

入社のきっかけは?

きっかけは、昔から車が好きで、車に関係する仕事に就けたらいいなと思って見つけたのがJTLでした。JTLは世に出回る前の開発品に触れられて、「ある特定のこの部品」じゃなくて、自動車でもいろんな部品に関われるところがすごく魅力的に感じて、選考に進もうと決意しました。あとは、会社見学をしているときに三次元測定を実際に見て、話を聞いて、自身の努力によって技術を高められるという点で、「この仕事だったら自分に合っているかな」と思ったのが入社の決め手でした。

現在の仕事内容は?

基本的にはお客さんの製品とその図面があって、図面項目を評価します。でも、図面が無くてもお客さんが「こういう不具合が出て困っています」っていうような内容を聞いて、「では、このような測定をしてはどうですか?」みたいな提案をして実際に測定したりすることも多くあります。あとは、測定ももちろんやるんですけど、問い合わせ対応も主体でやらせてもらっています。お客さんの方から「この方法で測ってください」と言われる場合でも、「このやり方だと正確に測れないかもしれない」と思ったら、言われていなくても一応測定しておいて、報告の時に「お客さんの言われたやり方だと結果的には正確に測れなかったんですが、このようなやり方で量った時には正確な値が出ました」というように、何かしらの価値提供を心がけています。最初からお客さんに電話して「この方法の方が良いと思うんですがどうでしょう?」って提案することももちろんあります。

働く中でのやりがいは?

寸法通り出来ているかどうかを評価して、お客さんはその結果通りに図面や金型を修正しているので、責任感のある仕事が出来るのは良いなと思います。自分の出したデータをもとにお客さんが金型を修正してさらに測定して、改善して…というサイクルを繰り返すうちに、製品の良し悪しがデータを見ていると分かってくるので、「お客さんの役に立てているんだな」と思い、やりがいに感じます。あとはお客さんと接する中で、もう馴染みのあるお客さんだと結構仲良く話せるし、「○○さんにお願いしたいです」って測定者を指定してくれるお客さんもいて。そこまでお客さんと信頼関係を築けるとなると、会社という枠を超えて“個人”として信頼されているような気がして、仕事していて楽しいですね。
自分もまだ入社6年目だけど、まだまだ学ぶべきことはたくさんあると思っているし、今でも「こんな機能あったんだ」とか「この方法いいな」とか発見があって面白いです。経験すればするほど、計測は奥が深いと感じますね。

今後のビジョンは?

JTLの計測事業部って設備がすごく充実していて、同業他社でもないくらい、恵まれた環境にあると思っていて。ただ、その設備をみんなが全部うまく使いこなせるかというと、まだそうではなくて、みんなが今ある測定機のスペックを十分に発揮できるくらいになって各自がスペシャリストを目指していくのが理想だと思っています。いくらいい設備があっても技術力がついていかなければ、やっぱりいいアウトプットは出せないと思うので、1人ひとりが技術力を向上していくとともに、お客さんに高品質な技術や提案を出していって、将来的に同業他社にも「JTLには敵わないよね」くらいまで言われるような計測事業部にまで持っていきたいと思っています。
計測はいろんなパターンの形状があって、様々な材料で様々な作られ方をしているので、計測方法やアウトプットも一通りじゃないところが面白いと思っていて。文献や学術的データが試験や分析事業部に比べて少ないからこそ、経験や自分の努力がダイレクトに活かされて、自分の考えた仮説で勝負できるので、技術の高め甲斐があるなと感じますね。