入社のきっかけは?
元々管理栄養士の知識を活かせる会社で働きたいと考えていて、安直に食品関係や化学系の会社を就活ナビサイトを使って探していた時に見つけたのがきっかけです。そこで、当時の人事担当の人と面談をして、就活の幅を広げてくれたのがこの会社だと思っていて、そこからは食品とか化学に絞らず、「自分はどう働きたいか・どう在りたいか」を考えて就活するようになりました。
そんな中でも自分の中で決め手になったのが、「選択肢が広がっている」こと。何となく文系だったら営業職、みたいな固定概念があるかもしれないけれど、この会社は選択肢が広くてキャリアビジョンも一辺倒じゃないところがいいと思ってます。業界も一つに絞られない点や、大学院を出ていなくても技術系のプロフェッショナルを目指せるというのが、今まで見てきた会社と少し違うと思って選考に進もうと決意しました。
あとは、会社としても、ものづくりの根本…基盤となるような技術に深く関わっているので、将来自分の子供に誇れる仕事が出来ると思ったのも決め手の一つです。今自分が担当しているのは何年後に出るか分からないモノの評価をやっていて、それが成果として製品になったときに、その製品が「安全」と補償できているような会社で働くことは、この国の安全を守っているような感覚になると思えたし、それが出来るのが、他の会社には無いことだと思って入社を決意しました。
現在の仕事内容は?
計測事業部で働いていて、主にお客さんが作っている製品の寸法を測って、出来栄えを評価する仕事をしています。量産品を抜き取りで評価することもあれば、開発段階で金型修正をかけるような目的で依頼をされることもあるので、完成品もあれば、未完成品を取り扱うこともあります。試作品として金型で作ってみたものに対して測定をして、寸法が大きい・小さいを可視化し、どの部分が良くないかをアウトプットとして出したものをもとに、お客さんが型を修正して、理想的な形の製品にしていくという開発に近い仕事もあるし、量産品を測定する品質保証に近い仕事も、どちらも同じくらいあります。「ものを測る」って一見簡単そうに見えて、実はすごく奥が深いというのを日々実感しています。測り方もいろんな方法があって、いろんな案件からその方法を習得していくのが奥深くて面白いと感じています。
働く中でのやりがいは?
自分の進歩や成長を感じられたときですかね。やっぱりまだまだ自分に自信がない部分もあります。測定の知識がまだ浅い中でも、今までの経験の中から学んできたインプットをアウトプット出来た瞬間はやりがいに感じます。例えば、お客さんから質問や相談が来た時に、「こういう理由でこのようにするのがいいと思います」というのをちゃんと自分の言葉で言えるようになってきて、お客さんも腑に落ちているのが分かった時に、「よかった、ちゃんと自分の知識として身に付いてきている」と感じられるようになってきました。入社した時は何も分からなかったけど、こんな風に自分の進歩とか成長が感じられるところはやっぱり技術をやっていて楽しい部分です。
今後のチャレンジしたいことは?
私はあまり大きなものを掲げるよりは、小さな目標を1つずつ達成していきたいというのが前提の話になるんですが(笑)、まずは「お客さんへの提案」を目標に持っています。当然お客さんは研究開発者なので、お客さんの方が詳しい時もあるけれど、それでもそこに自分の考えを乗せていくことを、1つひとつの案件に対して心がけてやっていくのが、自分の中での小さいチャレンジです。お客さんに提案するとなると、ものの材質や形状で異なる測定方法を提案する必要があります。お客さんが本質的に知りたい情報をヒアリングした時に、「この測定方法じゃなくて、こっちの方法の方が良いですよ」といった投げかけや提案をできるようにしていきたいです。お客さんに「こうしてください」って言われたことだけをやるのは楽というか単純だけど、それに対して自分の考えを出していくことで、ゆくゆくは自分の顧客…ファンのような存在を作りたいです。今は、ファンを作るまでの自信も力量もまだまだ足りていないと感じるので、最終目標に向かって日々積み重ねをしてスキルを伸ばしていきたいですね。