採用サイトトップ社員インタビュー個人の価値が高まっていくような組織でありたい

個人の価値が高まっていくような組織でありたい

技術職(評価)

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計測領域

計測センター
2007年入社 新卒

Q. 入社のきっかけは?

大学4年のとき、合同企業説明会で当社のブースに立っていた社員とふと目が合ったのが、最初のきっかけでした。私は文系の学部出身で、それまで全く馴染みのない世界だったのですが、事業内容の説明を聞いたときに「なるほど」と妙に腑に落ちた感覚があり、強く印象に残っています。当時は品質問題に関する報道も多く、少子化や国際競争の激化といった背景を考えると、第三者機関が評価を担うという仕組みはとても合理的で、私には新鮮で面白い挑戦に思えました。仕事内容の細かい部分は正直よく分からなかったのですが、製品を評価する仕事内容に強く興味を持ちました。

Q. 現在の仕事内容は?

現在は事業部長として、計測事業部の運営を任されています。寸法測定や3Dスキャン、X線CT解析、リバースエンジニアリングなどの受託評価サービスに加え、治具や装置の設計・製作が計測事業部の担当領域です。部門の方向性や戦略を考え、ヒト・モノ・カネといった経営資源を管理しながら、組織として成果を出すことが私の役割です。入社後は本社で約8年間、三次元測定を中心とした技術業務に携わり、その後は名古屋事業所・大阪事業所・春日井事業所の立ち上げや新規業務の企画にも関わってきました。X線CTについては、導入前から外注を活用しながら学び、導入後は計測と連携させる形で名古屋事業所に展開しました。現場での経験を積み重ねながら、今のポジションに至っています。

Q. 働く中でのやりがいは?

組織の責任者として、意思決定が物事を左右する場面にはプレッシャーもありますが、その分やりがいも大きいです。特に、大きな組織体制の変更や新サービスの立ち上げ、人や設備への投資といった難しい判断が、良い結果につながったときは嬉しいですね。また、今でも週に1~2回はお客様と直接やり取りする機会があり、「これがうまく測れない」「原因が分からない不具合を寸法的に分析できないか」といった課題に対して、解決の糸口を提供できたときには、何年経ってもやりがいを感じます。同じように、自部門のメンバーが良い仕事をしている姿を見ると、自分のことのように嬉しくなります。個人としても組織としても、誰かの役に立てている実感が、この仕事の魅力だと思います。

Q. 今後のビジョンは?

当社全体として「日本のものづくりの開発力向上に貢献する」ことを目指していますが、各事業部でも同じように、自分たちのサービスの価値をしっかり伝え、顧客との発展的な関係を築いていくことが重要だと考えています。困ったときに仕方なく依頼されるのではなく、「JTLを戦略的に活用する方が得だ」と思ってもらえるような存在になりたい。そのためには、技術力や商品力をさらに磨くとともに、公平性・客観性の担保にも力を入れていく必要があります。また、同じ志を持って働く仲間にとっても、ここで働くことが成長につながり、個人の価値が高まっていくような組織でありたいと考えています。

※本記事は2025年6月に取材したものです。