入社のきっかけは?
大学時代に共同研究に携わっていて、企業の方と一緒に問題解決に取り組んで、日々実験室にこもったり、時には現地サンプリングという形で同行したりして、分析結果をまとめてデータ提出する、といったことをしていました。その中で、分析する楽しさと難しさ、お客さんと一緒に取り組む楽しさを知り、分析会社をメインで就活していました。その時に、たまたまリクナビからのメールでJTL、当初エイキットを知ったのがきっかけです。当時自分はGC-MSという機器しか使っていなかったのですが、名古屋事業所の見学で振動試験という未知の世界に触れたこと、また、説明会や選考を経るうちに文理問わず技術職で自分の技術力を磨けること、同世代の若手社員達が活躍しているという環境を知ったのが、入社の決め手かなと思います。
現在の仕事内容は?
現在は、振動試験機の世界トップシェアメーカーであるIMV株式会社に出向して、春日井事業所で振動試験を担当しています。他の拠点とは異なって、春日井事業所はIMVとの共同ラボになっており、5名がJTLからIMVへ出向という形で依頼試験に対応しています。設備が30台あるので、日々、いろいろな業界のお客様からの様々な試験に対応させていただいています。共同ラボはJTLとして新しい取り組みの1つになるのですが、メリットはたくさんあると思っています。例えば、IMVは振動試験機を実際に作っている会社なので、設備の機能や試験機の細かな設定など、すごく詳しい。そこから学ばせていただくことも多く、今までJTL社員だけではできなかった別のアプローチができるようになったり、やり方のバリエーションが増えたりして、試験方法の提案力の向上に繋がっています。IMVの中では、監督者として若手のフォローであったり、教育の部分も行っています。
働く中でのやりがいは?
今年で入社して7年、振動試験を担当するのも7年目になります。名古屋事業所での振動試験の立ち上げ、神奈川事業所での振動試験の立ち上げ、春日井事業所でのIMVとの共同ラボの取り組み…と約2年周期で、3拠点でずっと振動試験をやってきました。いろいろなお客さんの製品を取り扱う中で、時にはミスをして落ち込むこともあったんですけど、徐々にお客さんから立ち会い時に試験の背景であったり、困りごとを聞けるようになってきて、今は世に出ていない製品をお客さんと一緒に作り上げる感覚がとても楽しいです。また、自分が教えた後輩の、成長している姿を見るのもやりがいに感じますね。
今後のビジョンは?
今年、新しく開設される水戸事業所の立ち上げメンバーに選ばれたので、信頼性評価全般ができる技術者になりたいです。今までの環境は、振動試験・環境試験・電気試験といったように、試験のジャンルごとにチームや担当者が分かれていたんですけど、水戸事業所に関しては、信頼性評価という視点で必要な試験すべてに対応できる技術者にならなければいけないんです。現時点でこういった、分野にまたがった試験をできる人は一握りしかいないので、そのうちの一人になれるように頑張っていきたいと思います。あと、北関東でJTLの振動試験を依頼してくださるお客さんがまだまだ少ないので、JTLファンを作っていくのもこれからの目標にしたいです。